山渓遊びブログ 渓流釣りと採集

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

キャンプブームは下火に?

アウトドアの一大ブームが終焉を迎えつつある。日本オートキャンプ協会が2023年上半期のキャンプ場900か所の稼働状況を調査したところ、6割以上が前年同期間の収入を下回ったと回答している。キャンプブームは、新型コロナウイルス感染拡大で3密回避の機運が高まり、多くの人が施設外で過ごす時間が増加したことが背景の1つにある。

 

「キャンプに来てもごはん以外何もすることがないような人も少なくない。太って帰るだけみたいな。自然の中で何もしないことが贅沢だと感じられないと、つまらないところもある。キャンプって結局、面倒くさいことが多いですし、暑さ・寒さの問題も。最近、ドーム型などのグランピング施設がキャンプ場周辺に多くなってきましたが、そっちに流れている人もいると聞きますね。すみ分けができてよいと思います」

 

私は渓流釣りをメインでアウトドアをやっていて、記事に紹介されてるような、一連のムーブメントにはあまり関係が無いです。流行り廃りでなく、コア層側の人間ですのでね。

釣りもキャンプも、一時は参加者が増え、今は落ち着いた傾向かと。

ここで紹介されてるように、コロナ以前からキャンプ含めたアウトドアはブーム化していました。ピークの頃は、真冬のキャンプ場でも人が一杯いて、ビックリしたものです。

早朝から火起こしをしているのを見ると、「寒いのだろうな・・」って思っていました。ウインタースポーツや夏の海など、その季節が合うもの以外のアウトドアは、不慣れな人は最初はキツいかもしれません。初夏や秋口の、過ごし易い気候の時に入って、慣れて行くと良いのではないかな。

 

それと基本的にアウトドアは「不便」です。

不便さを工夫するのが楽しい人はハマり易く、そうでない人は苦痛になりがち。冬のソロキャンなどは、こうした傾向が出易いと思います。

渓流釣りでも良い季節があり、私が初心者を案内するとしたら、出来ればそうしたタイミングを選びたいです。真夏のドピーカン渇水とか、真冬の雪と氷に閉ざされた極寒とか、それはいきなり挑戦するには、ちょっと厳しい。

慣れてきて、ハマっていけば、その過程で悪条件への対応力もついてきます。これは誰かに教わるのも良いですが、自身が好きな事なら、手間暇かけるのは楽しいものです。

 

ブームが去るのは、まず一時入ってきた人が飽きるから。それと、やってみたけど楽しめなかった人は続けなくなるから。

他にも遊びは沢山あるので、経験してみて、選択していくという事でしょう。興味が湧いたなら、ブームに乗るのはありですね。

ちなみに私は「自然の中で何もしない喜び」にはほぼ無縁です。

綺麗な景色を見て休憩、とかはありますけど、ノンビリ過ごす時間は苦手で、動き回るのが好き。

アウトドアでも宿泊は基本的に車中で、キャンプ場もホテルも行かないです。寝場所が決まると、行動範囲と時間に制限が掛かるので、自由度が下がるのがイヤ。勿論、宿泊施設利用を悪く言う気など全く無いです。

同じくアウトドアにカテゴライズされる遊びでも、求める内容は個々に違っていて、各人の価値観を尊重すれば良いかなと。

私自身も過去に、ゴルフやスノーボード等々、少しづつ色々とやってみましたが、今は山渓遊びのスタイルに行き着きました。

アウトドアブームのピークは過ぎたかもですが、体験した人の中から、コア層になって行く人はいるはず。この数年間で、新たな楽しみを手にされた方は長く楽しまれるでしょうし、離れた方は、また違った楽しみを模索していかれることと思います。