心臓疾患があり、入退院を何度も繰り返している方が、今度は癌になられました。
この方は私の仕事の顧客。長いお付き合いを頂いています。
私は個人事業で仕事をしています。
職場は土地も建物も私の所有。なのでどう扱うにも自由度が高い。
趣味の山渓遊びで撮影した写真をプリントして、ベタベタと飾っています。ここは何屋だ?の勢いで(笑)。不定期に写真を差し替え、リニューアル?するのが私自身の楽しみ。
これが結構、来客には好評なのです。
話を戻して、冒頭の顧客。つい先日、癌の手術をされて、退院されたばかり。
この方がよく、「ここに来て一番の楽しみは、山渓の話が聞けるのと、写真を見ることだ」と言われます。
いや、遊びでなく、私には仕事ですよ(笑)。
「飾ってある写真が新しくなると、嬉しくてさ」
「これを見ると、元気が出るんだ」
心臓を悪くされる前は、渓流釣り、ゴルフ、スキー、様々なアクティビティーを楽しまれていました。今は遠出は医師に止められているそうです。発作が出ると危ない、という事で。
先日新たにレイアウトした写真を見られて、とても喜んでくださいました。
「写真を見て、家に帰ってから、家族ともいつも話題にしてるんだよ」
「今日も良いものを見せて貰えた。ありがとう」
「また楽しみにしてるよ!」
やや興奮気味に話されていました。
正直、体調がいかがかと、心配。
ですけど、目を細めて嬉しそうにされる表情は、とても明るく見えました。
私が仕事場に趣味の写真を持ち込んだのは、何年前だったか、忘れましたが。
好きな写真を見ると、私自身の気持ちが上がるので、仕事も頑張れる。
まさかそれで、他者様に元気を出して貰えるとは。「言葉よりも励みになる」のでしょうね。
好きな写真で気持ちが上がるのは、似た価値観の方にもストライクだった。たまたまの出会いですけども。
他者様の喜ぶ顔を見られるのは、私の方も嬉しいです。