山渓遊びブログ 渓流釣りと採集

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

情報が無いアウトドア遊び

例えば、渓流の好釣り場。雰囲気が良く、対象魚が豊富に生息する渓流を見付けたいのは、皆同じです。

漁協や釣具店等、公的な情報は押さえておきたい。他には書籍や雑誌は、確度が高いです。次に、知人友人から聞ける話。実績を伴い、かつ新しいものほど有効です。とは言え、身近に教えて貰える人が居なかったら、メインの情報収集はネットになりますね。

ネットもリアルも、親しい間柄でもなければ、他者(個人)からは詳細な良い情報は聞けないのが普通です。内容は好釣果が出る場所、希少種の居場所等々。

一説には、人が集まると、その中の2~3%は道を外れるらしい。見知らぬ人に、自分の大事な場所は、怖くて教えられない、これはあるでしょうね。

 

誰かから聞き出す質問も煙たがられ易いです。好ポイントは、その人が一所懸命に探して手に入れた宝物ですから。

それを他者様に教えて頂けるとしたら、とても有難いのですが・・。

親しい友人等からならともかく、気を付けないと、とは思います。次から断りなく行き難いし、まして誰かを連れて行くなどしたら、どう思われるか分かったものではなく、トラブルの元。

私の場合、他者に伝えたのであれば、後でその人がどうしようと関知しません。本当に隠したいなら人には教えませんしね。

そこへ行くと、いつでも閲覧できるネットからの情報はまことに便利で、発信者を気にする必要性も低いです。

故に発信者はほぼ、誰に聞かれても困らない程度しか、ネタバラシしません。ただ、どこまで情報を出すか、サジ加減は人それぞれ。オープンな人も、クローズドな人も居ます。

誰もが簡単に入手可能な情報に、大きな価値が宿るかは微妙。自身が苦労して見付けるからこそ、宝物なわけです。それでも時折、良い話がネットからも拾えることもありますが。

どこかから良い情報が入ると、好結果が出易いですが、喜びが小さくなりがちで、しかも出元次第では自由度に縛りが掛かる。

しかし情熱無しでは、全くのサラ場を開拓するのはかなりの労力と時間を要しますし、時間の無駄にもなりかねません。その代わりに良い結果が出た時の喜びは、非常に大きいです。

先に「喜びが小さくなる」と表しましたが、初心者はともかくとして、経験がある程度ある人なら、自身の目で見て、足で歩いて開拓して結果を手にする満足は分かると思います。

だから他者の情報が要らないと言う極端な話でなくて、程度の問題ですね。情報に頼る度合いは、自身の経験値と力量次第で変わってきます。

私の思うには、情報とは「種(タネ)」のようなものです。そのままでは芽が出ず、花も咲かない。花が咲かないと次の種も作れません。しかもどんな花が咲くのか分からない種も沢山ある。そもそも種が無いとその先もない。

情報を実践知識に変えるには、自身の頭と体を使います。好きな花を咲かせるのが努力で、苦労は多い方が事後の喜びは大きい。しかし苦労ばかりでは芽が出ても枯れてしまうかもしれない。

 

情報収集も一種の腕前のうちで、玉石混交、様々な種が飛び交う中、自身の満足いく結果に結ぶために選択することは大事。同時に自身で開拓する気構えもまた大事なものと思います。