・針の先のような小さなものを、大きな棍棒の如く扱うこと。
流言飛語
・世の中で言いふらされる確証のないうわさ話。根拠のない扇動的な宣伝。デマ。
大言壮語
・できそうもないことや能力を超えた威勢のいいことを言うこと。
世の中って、割と↑こうした情報が多いと私は思ってます。
気象予報で「大雨の恐れ」とか。病院で「心臓に影響する場合が」等。
滅多に起こらない最悪のケースが伝えられます。勿論、可能性の話では間違いではないですが、現実としては、そうならない方が圧倒的に多かったり。
特に危険を示唆するネガティブな話題は、最悪の方を拡大しがちですね。
良・悪どちらの情報にも言えることですが、数字が出てるものに関しては、確率を入れて貰えるとどうかなと?
一例、スズメバチに刺されるとヤバい、なら、死亡率・重症化率はどの程度なのか。ちなみに私は体質なのか、刺されても大丈夫。とっても痛いからイヤですけど。
誰もが等しく危険はでなく、また安全でもないです。
私は渓流釣りをメインに山渓に遊んでまして、その良悪の面を色々と見てきました。
良い面はもう、挙げ始めればキリがなく。
日常では味わえない興奮と感動、膝が震えたり、大声で吠えたり、一生忘れないだろう経験が出来る。それが滅多にないから、一所懸命に取り組む理由にもなるのですけども。
美しい自然の中で、周囲には好奇心を刺激するものが一杯。
行くだけで観られる景観もあれば、自身の工夫で出会う成果の喜びもある。受動と能動の両面で満たされる、稀有な楽しみだと私は感じています。
ところが悪い面で、危険もあるのは確か。
落石、野生獣、土石流、鉄砲水などの自然の驚異に、道迷い、滑落、転倒などの事故。怪我や、最悪死亡もあり得ますが、何事もなく楽しんでいる人が大多数。
ちなみに私、一般に思い付きそうな山渓の危険ネタで、見てないのは雪崩。自慢ではなく、あとはほぼ体験済み(←そして生きてます。
このように山渓の遊びでも、「凄く良い事」「凄く悪い事」の出番は少ないです。
健全なスポーツには怪我が付き物ですし、便利な道具類でも事故は一定数起きます。安全100%はないですから。
マイナス面を意識し過ぎてプラス面を評価しないのは間違いの元で、逆にプラス面のみで理解するのも時に同様。
どんな物事も両面持っています。トータルでプラスがデカく、マイナスを受け入れられるか。
木を見て森を見ないと、全体像は分かりません。この辺はバランス感覚ですね。
何かの情報に接したら、その裏を取る等、多面的にその内容を見た方が、自身の判断は間違わないです。
山渓では、経験で自身の知識と技術を上げると、楽しみが増やせて、危険を遠ざけられる。つまり、良・悪の両面とも、遭遇率も程度も個人差があります。
私は山渓のフィールドとその遊びを愛して止みません。が、他者に伝える際には、あまりの誇張は控えたい。
またそうした情報に接したら、鵜呑みにしない方が良いと思っています。