私は渓流釣りを趣味に選びハマってますが、入門者が全員そうなるワケではないです。
まず興味が向く・向かない、やってみて自分に合う・合わない等、その程度は様々。「好きなこと」と「得意なこと」が一致するとも限らない。
それと、自己評価と他者評価が食い違う事もあります。
自分では未熟と思ってても、他者からは名手と評されたり。自分は上手いと思っても、他者からは・・など。自己評価よりも多数の他者評価の方が、正しく実像を表してるかも知れません。
個性(趣向、好み)・適性・評価の3つが、高次元で重なっている人は稀だと思います。
順序としては、好きな事・やりたいことで結果が出るのが一番。それが得意な事で、楽しめていられたら最高ですね。
加えて、他者評価が重要かどうかは、程度の差を含めて個々に違うでしょう。勿論、他者が認める好結果が出せる前提ですが、どう評価されるかは自分では決められません。
自分で判定出来るのは、好き嫌いと、それが楽しいか否か、まで。趣味の満足度は、他者評価とはあまり関係ないです(プロは別)。
私の自己評価を書きますと。
渓流釣りの技術は、好きで長くやってる割に、大したことないです。上手くなりたい気持ちは相当にあるのですけども。元々不器用だし、あまり頭良くないしで、何事も習得に時間が掛かります(苦笑)。
しかし、釣果を出す上手さは技術以外にもあります。
一つには、判断(選択)力。無闇に釣り場を選ばず、狙いの魚が居そうな環境を探すこと。更に、その魚に出会えるであろうポイント。そして出会いが叶い易い条件を知ること。
私は自身の好奇心の向けどころの、周囲の自然観察からも渓魚にアプローチしており、これは私の「武器」の一つになりました(威力はともかく)。
技術面がイマイチでも、別ルートで行くのもアリだろうと。私は「考察が好き」ですからね。武器と言うほど大袈裟でもなくて、個人的な楽しみ方、です。
不器用な人が結果を求めるなら(←私)、自身のオリジナルを構築した方が、ストレスなく楽しいと思う次第。これが自身の「適性」と考えました。
とは言え、やはり技術は大事ですから、向上の工夫も必要。時に上手な他者様から学ぶことも有効と思います。
結果が出せれば楽しいかと言うと、必ずしもそうではないです。
これは芸能人や実業家が、成功してると見えるのに自死するニュース等を見れば・・。私からすれば「何故?」と思うのですけども。
結果を出せて周囲の評価が高くても、幸せとは限らない、との例ですね。
私的には渓流釣り中心のアウトドアの志向で、「どうなりたいか」「どんな成果を望むか」といったイメージを具体的にすることが大事だと思っています。
そこで自身を客観評価して(←難しいですが)、能力的に足りてるもの・足りないものは何なのか。
それで必要と判断したものを磨き、楽しみながら進んでいく。課題克服に苦しい想いばかりしてると、心が折れますのでね。
好きな事で、望む結果を求めて取り組むことは、キツくとも苦痛ではなく、むしろ楽しいはずのものと思います。