山渓遊びブログ 渓流釣りと採集

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

暖冬の驚き・ナメコ、ヒラタケ

新年から大地震に航空機事故、大変な幕開けです。被災された方々にお見舞い申し上げるとともに、一刻も早い復旧を祈ります。

とは言え、今すぐ私に被災地に出来る事は無く、心の中にモヤを感じながらも、日常を変わらず過ごすことが良しかと思ってます。

 

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昨年末から今年の年明けにかけて、暖かい日が続きました。

私の住む地域周辺は、例年の気温平均から4~5℃も高めとのこと。いつもならこの時期、積雪や路面凍結が怖い場所でも、大丈夫かも?

ユックリ出発で、山を見に行きました。

 

予想通り、道中は全く雪の気配無し。正月明けに、珍しい。

すると、何と、ナメコが!

カサのヒビ割れと歪み方から、雨が来ていない様子。乾燥気味ですけど、状態は悪くなっていませんね。

年始の山歩きでは見たことない光景かも。

裏側もまだ白い。

古くなってる個体もありましたが、この状態と出会えるとはビックリです。

凍ってないのが、まず不思議な感じ。

こちらはやや古めで残念ですけど、見事な群生。今時期の写真ではないみたい。

いやー、行ってみるもんですね。

例年ならカチカチに凍ったものが、幾らか出てるくらいですが。

晩秋の最盛期のように艷やか。

乾燥気味でヌメリが消えてるのは仕方無しとして、こんなナメコが残っているとは。

もうこの冬は終わったと思ってましたから、結構嬉しい。私にはナメコは、出会いたいキノコの上位種ですからね。

 

これなら、例年は雪と氷に閉ざされた山奥エリアでも、イケるのじゃないか? ・・と考えたのですが、少々迷って、標高を下げてみることに。

下げると言っても、寒い年なら雪景色の地域です。

おぉ〜っ!と声が出ます。

カンタケ、濃いグレーのヒラタケですね。幾ら暖冬でも、朝晩は凍っているのでしょう。

綺麗だなー。見事なビジュアルです。

状態はベスト。身の締まり良し、虫食いは皆無。

 

ヒラタケは真冬でも発生するキノコですが、1月に私の行く地域では、この出方はあまり無いです。数枚がパラリと出てるのが多く、群生にしてもこれ程には中々出会えない。暖冬だけでなく、色々と条件が良いのでしょうね。

正直なところ1月は、私には山渓遊びの空白地帯になりがち。これと言ったターゲットが少なく、渓流釣り解禁はまだ先で、一年で最も暇になるシーズン。

でも時折、今回のようにスカッと気分良く遊べる日に当たるのですね。新春早々にナメコとヒラタケがこれ程出てるとは、ラッキーでした。

実は欲張って、他種も見に行きましたが、エノキタケは不発、シモフリヌメリガサはチョコッとしか見付からず。そう良い話ばかり無いですね。

 

雨さえ降れば、今年の冬山は良いかもしれない。今後の寒気と降雪がどうなるか? 良い状況が続いて欲しいところ。

新年の山遊びは、まずまず好発進です。