山渓遊びブログ 渓流釣りとアウトドア

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

渓流で「釣れない」から脱するには

私は失敗をしたのではない。

上手く行かない方法を1万通りも発見したのだ。

 エジソン

 

電球を発明した時の言葉なんだそう。

マネが出来るかはともかく、この精神性は凄いなと思います。

 

渓流釣りで、

どうしたら釣れるかを考えるのでなく、何をすると釣れないのかを消していく

と言った名手が居ました。

私の解釈では、「出来ない」「やれない」「釣れない」の理由作りは簡単で、「ではどうしたら出来る?」の方が本題だと思います。エジソンは電灯が点かない理由を、1万通りも消した、と言う事ですね。

 

 

さて釣りの場合ですが。

何故釣れないかが分かってたら釣れますから、この解答は結構難しい。

一例、釣りのポイントで「ここが良い」との判断で釣れない時、狙いを変更して別場所へ行く等は、「その日その時間に、良いのはそのポイントではない」と転向する意味になります。

しかし釣り方が良くないから釣れないのか、本当にそこに魚が居ないのかは、潜りでもしないと分からない。分からない故、消すべき項目が何なのかに迷う。

釣りの面白さの一面は、こうした迷いを払拭していく過程に宿っているとも思います。

 

 

釣りの実力とは、何処で、どんな魚を、どれだけ釣れるか、その水準。加えて短時間で、悪条件でも等々、難易度の高い成果を出せるほどに実力がある、と言って良いかと。

天才は分かりませんけど、私も含めて一般的な能力値に人は、「成功体験の数」が大事だと私は考えてます。

100回釣って、10回上手く行った。とは、成功が10回。

10回釣って、7回上手く行った。であれば、勝率は7割もありますが、成功回数は7回。

前者は成功率は低くても、成功パターンを10回分知っており、かつ上手く行かなかった方を90回も知っています。どちらが良いかは意見が分かれそうですが、地元に好釣り場を持つ人が有利なのは、場数を踏めるのが大きい。

 

回数だけ稼げば良いのでなく、その中からどれだけの学びを得るか。ここに事に当たる集中力が問われるのではないかな。そしてこの事は、釣り場が地元に無くても出来ます。

釣りの目的を釣果とするなら、勝率が高く成功回数が多いのが理想。それには上手く行かない方の体験から学ぶことが沢山在る。

「下手な鉄砲も数撃てば当たる」もので、同じ撃つなら、結果的に外れるとしても、「真剣に当てる気」で臨むのが良いなと。「釣れない(当たらない)」を脱するには、当たらなかった理由を検証して消し、釣れる(当たる)まで続けるのみ。と思います。