4月頃からは、渓流魚が各所で元気になり、それまでの冬景色から徐々に芽吹きの緑が見え始めて、気持ちがいい季節になってきます。
釣行の最中にも、河原に食用植物が出ていて、アッチを見たり、コッチを見たりと忙しい。
このところ、本流域のイワナに縁があるみたい。割と行く先々で出て来てくれます。
ただし、河川によりますけど、今年は奥山の雪が多くて、冷たいユキシロが出ています。ユキシロが出てると釣れない訳ではないのですが、白濁りの増水が過ぎると、やり難くはなりますね。
カタクリの花
これ見ると、春だな、ってホッコリします。
沢沿いではワサビの花も。
こうした春の芽吹きは、私は観ていて飽きないです。
新緑の香りがして、沢の美しい水と、若葉の緑と、このロケーションが好き。そこに居られることに、幸せを感じます。
「終わらない冬は無い」
類似の言葉で「明けない夜は無い」「止まない雨は無い」等々。
良い事も良くない事も日常では起きていて、上手く行かずに凹むこともある訳ですが。
春の野草たちは、どんなに厳しい冬が来ても、雪と氷が解けるころには、当然のように葉をつけ、花を咲かせて、春の彩を見せてくれます。
こうした事に、何か力が貰えるような感覚があるのですね。
さて釣りの方ですが。
確かに渓流魚も元気になってきてる・・のですけども。どうも今年、例年の春と比して、魚の動きが違う気がしてます。
この時期、瀬着きの魚が増えるハズ、なのですが、特にアマゴの反応が薄い。単に遅れているのか、魚の数自体が少なめな年なのか、判断に迷うところです。時期的には早瀬や浅瀬にもアマゴが入ってくると思うのですけど、私はイマイチ出会えてません。
おそらくですが、私と釣り場が重なる人は、やや厳しいと感じる釣行をされてる方も結構みえるのではと。
アマゴもイワナも釣れるには釣れるのですが、何かスイッチが入り切ってないような?
しかし時期が時期ですから、釣れ盛ってる河川もあるらしいのですけどね。
以前、春先の本流イワナに嫌われて(?)、中々出会えない年がありました。
今年はアマゴに嫌われてるのか、何となくシックリこない。ユキシロ水の影響はありそうで、もう少し季節が進むのを待つしかない、のかな。
河原の植物類は、確実に気温上昇など春の訪れを知らせてくれています。なのに水中がイマイチ遅れてるような、悩ましい状況。
降雨による大きな出水が起これば、何処かに隠れてる良型アマゴが動き出すのではないかと。妄想っぽいですが、GW明け頃には、様子違いになってる、と想像しております。