「現状より良い結果を出すために、能力が上がる事」を上達とか、成長と表現します。その為に時間と労力を使うのが努力、ですね。
渓流釣りの上達には2つの方向性があって、一つは「得意分野の伸長」、もう一つは「苦手分野の克服」。どちらが優先かは、事と次第によります。

ここでは学びの方向がこれまた2つ。釣り具の取り扱いを含めた技術と、対象魚とその周辺の自然を考察する知識です。
竿を正確に操作する、魚を掛ける、ハリ掛かりした魚を取り込む等が技術、条件変化を読む、魚の動きを予測する等が知識です。これらが向上し、釣果をより上げられるようになるのが上達。
好釣果をコンスタントに出すには、苦手分野を無くす方が有利です。
苦手・得意の分野としては、釣り方、条件、ポイント、流域等。自身の理想とする釣りが、時期や条件設定を限定したものなら、そこに注力すれば良しですけどね。
好きな河川で、水況がベスト、風もなく、魚は好反応、このような状況なら難しく考える必要は無いのですが、そんな日は稀にしか当たりません。そうでない時どうするかは、求める結果により、捉え方と取り組みは変わるものと思います。

例えば、各分野への考え方として。
フィールドでは、白波立つ急流、全く流れの消えた止水、広く深い淵等々、攻略が難しいポイントが沢山。⇨釣り方を場所ごとに変えられるよう、技術のバリエーションが必要。
低温・高温、増水・渇水、濁水で、釣りが成立しない場合。⇨釣り場選択が大事。知識の幅が広い方が有利。
・・等々、これらは一部ですが、私的には季節を問わず、源流の小渓も、開けた本流も、何処でも釣行するのが良い、と考えています。各ポイントへの対応力が経験で上がり、各季節の傾向と条件のよる魚の動きを学べますのでね。
初心者を案内する時などなら、なるべく好条件を選ぶのが吉かと。

私個人だと、流れが強い場所が好きです。渇水より増水、止水の淵より急瀬・荒瀬の攻略が楽しく、反対に流れが止まってしまうような淵は苦手。
得意や好みの釣り方・釣り場への対応はそのまま更にレベルアップすればよく、そうでない苦手分野もフォローもしていくことで、結果的に得意分野の対応力を伸長することも出来る。
「釣れる方法論の構築」と「釣れない理由の排除」とも言えますね。
このように、釣り場(河川)と、自然条件+季節的な傾向の組み合わせから、場所と道具を、そしてその日その時のポイントでの釣り方を選び、検証し、これを繰り返すのみかと思っています。