私は山で現地採取した食材での簡単調理はよくやります。何なら、採って生食もしますし、湧き水も飲みます。
家でも一年のうち360日くらいは、何かの山のものを食べます。主に山菜やキノコ。
自然の恵みは、美味しいです。栄養価が、バランスが、って私はあまり気にしません。食べて美味いなら体に良い、と勝手に思っていて、実際に健康診断では問題箇所無し。
特にお通じが良好。腸活、でしょうか。食物繊維たっぷりです。
山菜やキノコは、当たり前に虫が付いています。目に見えなくても、バクテリアやら何やら、そりゃ居るでしょう。完全無農薬ですからね。
野生動物が居て、糞がそこらに落ちてるのも普通のこと。
これを不衛生と捉えるかどうか。何事でも程度問題じゃないかな。
私は悪食な方ですけど、さすがに虫だらけの葉っぱを生でバリバリ食べるわけじゃないです。
オーガニックが好きな方たちの勉強会に、以前参加してみました。私は別に自然派にこだわりませんが、異なる考え方の方向性でも、学ぶのも良いかなと。
中にはかなり先鋭的な方が居て、ファストフードやスナック菓子は食い物ではない、だとか。とにかく人工物の食への混入を嫌うのですね。
農薬や保存料は殺虫殺菌のため、つまり微細な生き物を殺す物質ですから、多量に食べたらヤバそう、とは思います。あくまで量の話ですけどね。
自分が何を嫌うのも自由ですが、生産者や販売元、それと顧客に対して失礼に当たらない方が良いのでは、とは感じます。
自然物なら良いかと言えば、そうでもなくて。
渓流釣りでも、「川魚の刺身は危険!」と言われます。何パーセントの確率で、何とか菌や寄生虫が居て・・だと聞いたような。
で、実際に食中毒が起きるとしてですね。
食べたら間違いなく危ないのでしょうか? 危ないとして、その程度は?
私はこうした話は自己責任の範疇だと思っていまして。実際の事故例があっても、気にしないなら別に良いんじゃないですかね。気になる人はやめておけば良しです。
私は渓魚はたまにしか持ち帰らないので、あまり食べませんけども。渓魚の刺身で何かが起きたとは、少なくとも私の今までの身近な話では聞いたことが無いです。
カキなどでも、食中毒例は報告されますが、だからと言って海産物は毒扱いされませんね。
ウイルスでも細菌でも、少しでも摂取したら誰もが倒れるかと言えば、違います。免疫を無視しちゃいけません。抵抗力の強い人は、多少の毒が体内に入っても大丈夫ですが、これには個人差があります。寄生虫に関しては、免疫とは違うかもですけどね。
免疫は、毒素に触れることで鍛えられます。体質的に合わないのなら、やめた方が良いですが。少なくとも、子供が泥遊びしたり、ものを舐めたりして免疫が付くのは本当でしょう。
感染症でも、罹患したくないのは分かりますが、健康な人ならばウイルスを避けることより、ウイルスに触れても撃退できる体づくりの方が現実的だと私は考えています。勿論、どう考えるかは個々の判断。
どんな食べ物も、めちゃ細かく解析すれば、何かの毒含みです。
自身が美味しいと感じ、ストレスのない食生活が送れるなら、そして健康体であるなら、何を食べてようが問題なし。
食品添加物を嫌うのも、山のものを洗わずに食べるのも、何でもOKです。
私は山のものに触れ、食べることで、一緒に様々な雑菌にも触れてるでしょう。
そのことで免疫を高めていられると思えば、少なくともプラシーボ効果はあるのじゃないですかね。