世間一般のお盆休みが明け。私も短いながら夏休みです。
一人暮らしの長男が、私の休みに合わせて帰省しまして、一緒に山入。大学生になっても父子で遊べるのは、結構珍しいケースかもしれないですね。
私・「地元に戻るなら、こっちの友達と会わないの?」
息子・「学生ばかりだから、いつでも遊べるからね。父さんの休みに合わせるよ」
・・何だか嬉しい発言だな〜
幼少期から息子は生き物が大好きでした。
今は大学で生物を学んでいて、好奇心の方向性が昆虫や両生類やと、どんどんマニアックに尖鋭化してるような?
コレを探したかったらしい。
息子が私と遊んでるのは、私がある程度は、こうした世界観に付き合えるからだと思います。
サンショウウオ類は、イワナの棲む冷涼な沢で私は良く出会います。全然詳しくなくて、種別が曖昧ですが。
私は渓流釣りをしていて、魚の個体差の観察が好きです。
生き物は動物も植物も、同種同属でも個体により姿に違いがありますから、対象が好きなら、観察は面白くて仕方ないですね。
何箇所か山を変えて、沢山のサンショウウオに出会えました。息子、大喜び。
私の趣味の対象はメインが渓流魚。息子も渓流は好きですが、私達に共通なのは、魚以外にも興味の向きどころがあることです。
2人で魚を釣りつつ、息子は昆虫やサンショウウオを探し、私はキノコや周辺の植物を観ています。
互いに行動を合わせたり、現地で別行動を取ったり。一緒の時は山渓の別視点があることで、新鮮な発見にも出会えます。
夏のキノコが元気で、やや晩夏へ移ってきた感。
ソバナの花がピークで、トリカブトが咲き始め。ミズの実も着いてきてます。まだ暑いですが秋入りは近い。
昼間に集めておいた食材を使い、夜は山菜&キノコ饂飩。これが滅茶苦茶美味い。
「今まで食べたキノコ料理で、一番旨いかも」と息子が言ったのが嬉しい私。料理と言うより、山の食材を現地で味わえるのが良いのじゃないかな。
釣りだけが目的であれば、私一人なら行かないような沢に入ったり。様子見で全然知らない渓を探って丸ボーズ喰らったり(笑)。
現地車中泊で、時間的に余裕もありで、色々な場所を見るのも楽しいものです。
息子が運転免許を取って、車の移動を交代できるようになったのも助かりました。
行き先と行動がカブることから、今は一緒に遊んでるわけですが。
息子は自身の方向性が出来てきて、互いにやりたい事が分かれてきました。ほんの数年前までは、ずっと一緒に釣りばかりしてたのですけどね。
車を息子が動かせるのも大きくて、今後はこれまで以上に好きに過ごすのじゃないかな。
私も息子も、誰かと一緒に遊ぶのは好きですが、「ソロプレー気質」が強め。好きな場所で自分の好きなように時間を使う、単独行動も好物です。
この様子だと、食事時間と行き先の希望が丸カブりする時以外は、別行動が増える、もしくは一緒に行く機会は減りそうです。寂しい気もしますが、それもヨシ。
暑い夏日に涼しい沢を巡り、色々なものたちに出会った夏休み。
息子の成長を見るのは嬉しくもあり、楽しい時間に感謝です。