山渓遊びブログ 渓流釣りと採集

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

渓流釣りの価値観の変化

長く渓流釣りを続けてきて。

私自身も、知り合った釣り人諸氏も、考え方、取り組み方が変わっていくのを見てきました。

以前一緒に釣行していた人の何人かは、別の趣味に転向されたり。渓流釣りを続けていても、以前とは方向性が変わったり。だから付き合えない、とはならないですが。

誰でも日々の様々な経験から、思考や行動に変化が起こるのは有ることで、しかし変わらない部分も残ります。

私は谷イワナから渓流釣りに入りました。水と景色の美しさに惚れたのが始まりです。

次第にフィールドを拡げ、本流から小谷まで、行ける範囲を各地廻るようになり。

今は年ごと、季節ごと、釣行ごとにテーマを作り、渓魚を含めた山渓の自然を追い掛けています。

 

渓流釣りの経験の重なり方は個々人で違います。

生活環境から、足を向けることが出来る地域には時間的距離的に限界がありますし、何を求めて釣り場に行くのか、その趣向もまちまち。

自分と志向を一致させられる人は、同じ趣味を持つ人でも少ないです。合うとしても、概ねカブっている、位ではないでしょうか。合う部分があっても、それが自身も相手も変化しますから、何年経っても変わらないのは稀かと思います。

インターネットが現れて、コミニュケーションツールとして自分と趣向の合う人は捜し易くなりました。

私感ですが、自身が熱心に追っているもの、またその成果を誰かと共有したい想いを持つ人は多く居て、SNSが急速に広がった背景の一つとなってるのではないかな。自己顕示欲、承認欲求を満たす、その意味においても良いツールですしね。

 

私だと、地元の同級生や、仕事関係の知り合いなど、大勢の人に出会ってきましたが、その中に私の追う趣味を共有できる人は殆どいません。

他の人が私と同様かはともかく、友人関係でも案外、価値観を共有出来る人を見付けるのは難しいかと。

そしてようやく同じ方向性の趣味を持つ人と出会えても、数年後は分からない。私自身が趣味の方向を変化させ続けていますから、そもそも同じペースの人が居るわけがないなと、そこは納得してます。

また情報ツールの広がりから新たな刺激を得易くなって、これも価値観の変化に拍車を掛けてるかも知れせん。

私自身もネットは閲覧しますし、こうしてブログから自身も発信してきました。

渓流釣り関連で私が主に見たいのは、そこに出ている渓魚の姿。個性的な魚画像には目が留まりますし、また私の好きなタイプの魚にも同様。画像でなくタイトルに釣られることも多々ですけどね(笑)

その情報から新たな釣り場へ出向くこともあります。

 

長く追い掛けた目標となる魚に出会えた後、もっと深く追う人、そこで方向転換して違う魚を追う人、様々です。あるいは、言い方悪いですが、途中で諦める人も居るかも。

私は好きな事には止まらず情熱を掛けます。その評価は、「その程度か」かもだし、「熱苦しい」かもだし、分かりません。

価値観を共有する仲間の存在は良いものです。ですがそちらの喜びは私には二次的で、まずは自身が心から楽しめるものを追い、その成果を目指すこと。そして経験から進歩することを楽しみたいと思っています。