私は2月から9月末まで、渓流魚を追い掛け。
10月から翌年の渓流釣り解禁までの間、基本はアウトドア遊びを継続し、オフシーズンでも何か来期の渓流釣りに活かせるものは無いかと、いつも探してます。
近年、やっと気付いたこと。
渓流釣りは、同じ魚を追うところが良いのだと。私の行き先では、アマゴとイワナです。
渓魚たちは寒い冬の時期は動きが鈍く、春以降は流れの中で活発に泳ぎ、大きく成長して暑い夏を越し、秋の繁殖行動に向かっていく。そして繁殖期の秋から翌年早春までは保護期間として禁漁。
一年中ずっと川の中に渓魚は居て、条件の変化で刻々と動きを変え、しかも季節とともに姿形も性質も変わる。故に釣り方も、釣り人が合わせて変えていく。
四季を通して同じ対象魚を狙う事で、気付く事が沢山あります。この継続した追跡が面白さの一面。
勿論、海でも湖沼でも、年中同一魚種を狙う釣り人は居られると思います。その場合は渓流釣りと同様、季節の進行で釣りを工夫する楽しさがあるのだろうと。
私は渓流以外の釣りは、語れるほど詳しいものはなくて。
イメージとしては、季節ごとに良い釣りものがあり、それが楽しみな場合も多いのかなと想像してます。私自身は、随分前に海の釣りに通った時は、四季折々、時期ごとに違う魚を狙っていました。
私は秋から冬は、山のキノコ探しがメイン。
これが10月頭から雪の舞う冬まで、次々に発生する種が変わります。
こちらは季節ごとの釣りと同様、継続性とはまた別の楽しさですが、同じフィールドを通している点においては、継続してるとも言えますね。
また渓流釣りオフシーズンに、渓流とは違うフィールドでその時期にしか出会えない魚種が居て、それも季節の楽しみ。こちらは私には継続性が無くて、一過性なんですね。故の良さがあるわけですが。
そんな渓流以外の釣りの予定をいくつか持っています。
アウトドアの遊びは全般に、季節の移ろいを肌で感じ、その時々にしかできない遊び方があります。
同じターゲットを設定して楽しむのも、毎回違う獲物を相手取るのも、どれもヨシ。
私はよく「釣り馬鹿」と呼ばれてますが、私的には釣りが好きなのではなく、「渓流釣りが好き」。
魚釣りはどれも楽しい。その中で、情熱を掛けて取り組むのは渓流だけです。
渓流釣りは一年の間の、三分の二もの長い期間取り組めるところが良いのだなと、あらためて思うに至りました。