山渓遊びブログ 渓流釣りと採集

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

猛暑の渓にイワナが当たる

今回の釣りで、あらためて思ったこと。

「釣り人は、魚が釣れると幸せ」

何を今更、かもですけどね。

釣れればどんな魚でも良いのではなくて、私が狙うのは渓流魚。主にアマゴとイワナです。

 

私は幸せになりたくて渓流釣りをしています。

コンスタントに魚に出会うにはそこそこの難易度があり、手強いからこそ攻略が楽しい。

釣果以外に見るものが多く、美しい水と景色の環境も良い。

渓流魚は個性が豊かで、観察と考察が面白い。

と、書き始めると長文になりそうな、私には魅力が詰まっています。

 

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連日のように「危険な暑さ」との報道。

川は冷たくて気持ちいい・・のですが、流れの淀みは大分温くなってきました。

 

何故か猛暑の中にイワナが元気で、良型がよく釣れました。

昨年はイワナの当たり年で、夏にこんな日が何度かありました。今年はそうでも無さそう、と思ってたのですけど、何かのタイミングなのかな。

とは言え、何処からでも出てくれるワケでなく、狙い場を絞らないとです。今回の釣りでは、水通りの良い深瀬と、水深ある淵底、強い流れの白泡下、でした。

ピンを外すとサッパリですが、他の場所に居る魚を、私が釣れないだけかも。

 

良型アマゴ

オスの口先が尖り、鼻曲がりになりつつです。成熟の秋を前に、夏らしい魚体。

良型渓魚は、掛けるまでの難しさ、掛けてからの抵抗の強さと相まって、別格の喜びを感じます。何尾出会っても、嬉しさが褪せない。

 

サンショウの花

雄花、かな? 実がなるのは雌株ですね。花芽も美味いらしいですが、私は未体験。

釣りとは違う、食べて美味しい感覚は、手早く人を幸せにしますね。それが自分の手で収穫したとなれば、尚更。

 

繰り返しで、とにかくイワナ・デー。

 

私は元々、谷イワナから渓流釣りに入りまして、今もこの魚が好き。

初めて良型イワナを釣った時のことは、鮮明に覚えています。あれから随分年が流れました。

近年はアマゴにやや傾倒していますが、イワナもやはり嬉しい。贅沢発言ですが、今回も良型アマゴがもっと釣れてたら最高だったな、などと(笑)

 

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冒頭に戻り

 

仕事でも日常の何でも人の行動は、幸せを得る、もしくは不幸を避ける為に選ばれます。

趣味には義務が無く、許される範囲内なら何をするのも自由。嫌な事はパス、好きな事だけ追ってよし。

しかし相手となる渓魚達は、中々思うようには釣れてくれません。

 

私は渓流魚との出会いを求めて、山渓に入ります。その事が私に幸せを齎すから。

自身が頑張っている事柄は、費やしたエネルギー量と結果が見えた時の喜びが比例関係です。

 

渓魚と出会いが叶った時、ふと見回した景色に温かな感覚を覚えます。あぁ、今日ここに来られて良かった。

今回は不思議と、イワナ達との出会いに、よりその感覚を持つことになりました。

 

景色を見るだけでも、山渓の美しさは感じられます。

良型渓魚との出会いには、目的の達成感があり、その時はよりその感覚が強まる気がします。環境に出会いを貰えたような、幸せ感。

一所懸命に釣りに取り組むのは、棚から牡丹餅が落ちてくるのでなく、自身で取りに行く方が遥かに、結果への嬉しさがデカいから。その代わり、取れない時の落胆もデカいですけど。

私は渓流釣りが趣味で良かった。感謝!