山渓遊びブログ 渓流釣りとアウトドア

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

渓流釣りのポイント移動について

一般的に渓流釣りは、一ヵ所である程度竿を振ったら、次のポイントへ移動します。

釣りをしない人から一部では、釣りとは同じ場所でジッと構えている、ノンビリした趣味だと思われてるようですけどね。実際には慣れた人でも、次の日には筋肉痛に見舞われるほど歩くことは珍しくないです。

 

その移動ペースには、かなり個人差があります。

ほんの数回打つのみで、次々と動く人。腰を据えて一ヵ所で粘る人。私は後者寄りです。

他者様の思考は分かりませんので、私の場合の話では。

入渓して、まずはソレっぽい流れを通してみて、反応を見ます。次に、仕掛けや釣り方、立ち位置など、何かを変えて更に通す。

最初から良い反応になることもあるし、しばし無音になることも。

その日その日に傾向があって、どんな流れで魚が反応し、そのサイズは、タイプはと、観察します。そこから狙い目は何処かと詰めて行く。

最初から狙う魚のタイプが決まっているのなら、過去の経験から「それ」が居そうな場所にのみ絞って釣りをすることもあります。時期とターゲット次第ですね。

 

大まかに狙い目が決まっても(例えばその時は早瀬の反応が良好など)、そこだけ打つのではなく、らしきポイントはやはり狙います。時間帯により魚の動きは変化しますし、魚の個体差もありますし。

ただ、その日その時に腰を据えるなら何処かを探るわけです。

私が「ここ」と決めた場所で時間を掛けるのは、自分の打つ手が残っているうちは動かないから。あまりに反応が無ければ、手を打ち終わる前に見切りもしますけどね。

同じことを延々と続けるのではなく、「何か」を変えつつ狙います。

どうしてもとなれば、次かその次のポイントを釣って、時間を空けてから戻って再挑戦。どの程度の時間を空けるかは、その時次第です。

数か所のポイントで一日使ってしまう事もあり、当たれば良いですが、外れると結構悲惨(笑)。数多く釣りたい人にはオススメのスタイルではない、と自分でも思います。

 

同じ流れを続けて狙ううち、アイディアが浮かびます。

同じ動作を出していると、水中の魚はそれを見てるハズで、いわゆるスレが入り、反応しないことが多い。

ならば魚に見切られる前に、何かを変えないといけない。そこで打つ手を増やしていく、その過程にも面白さがあります。それに同じことを同じ場所でやってると、飽きますしね。

次々に移動する釣り方だと、一ヵ所に何手も打たないですから、見切りの早い勝負になります。

私のように腰を据える釣りでは、釣り残しの流れは少ないかもですが、効率は良くない。正直、ここは課題だとも感じてます。

メリットとして、他の釣り人が多い河川でも、移動が少ない分バッティングも少なく、あまり気にせず釣れることは確か。

それと、やり尽くした感が得られ、結果に納得が行く事が私的に大きいです。

 

足の速い釣りは歩く距離が延び、長い距離を通せない釣り場では不利になりますが、多くのポイントで魚と接触する期待が持てます。

これはどれが良い悪いの話ではなく、臨機応変に、自分が楽しめるペースで釣りを組み立てる事が大事だろうと思います。