良い深みがあり、いかにも魚が入ってそう。
しかし何度か打ってみたが、無反応。
その周辺を狙っても、何も起こらない。
ちなみに、このポイントの前にも、2箇所で完全空振りしたところでした。この区域のお魚さんたち、機嫌が良くないのかな。
とは言え、この場所が一番「出そう」な気がする(根拠は特にない・笑)
立ち位置を変え、釣り方を調整し、更に打つと、やっと魚の反応が。
よし、やはり居た。
ガン!と掛けたら、ここからが大変。
魚が流芯に潜ったまま、全然浮かない。コレは・・デカいぞ。
自分が少しづつ動き、有利なポジションを取る。本流に立ち込んでいたのですが、幸い足場は良く、不意な魚の走りにも対応は出来る。
深みから出てきた魚は、結構な大物。これは、そう簡単には寄らないな。
膝上ほどの水深の場所で捕ろうとしたら、寄ってきたと見せて、再度走られる。おっと、危ない。大型魚とのヤリトリでは、ありがちな展開。
もう一度寄せつつ、無理せず、自分から魚に近付き、魚体が浮いたところでザバッと!
よぉぉっっしゃ、獲った!!
50upの、見事な本流イワナ。オスらしい、厳つい顔付き。
久しぶりに吠えました。これは嬉しい。
ありがとう、本当にありがとう! って、何回も口にしました。
40cm台までは時々出会いますが、50cm超えとなると・・。
感動と歓喜で一人笑いしてしまう。この時間が堪りません。
何かのタイミングなのか、釣り方を少し変えた途端の出会いでした。
やはり目を付けたポイントには、魚が入ってた。しかも今回は大型イワナ。
しかし居るはずの魚に、普段は無視される。これだけ育つ個体は、文字通りに百戦錬磨で、釣り人のハリを躱し続けてるのでしょう。
その魚と出会う喜び。
簡単には姿を見せてくれない相手だからこそ、嬉しい。
この魚を取り込んだ後、冷たい風が強まり、しかも勢いよく降雪。
4月中旬なのに、寒い寒い・・。
良い感じで釣れる日に限って、冷たい強風が出ることが多いような? 春は日中に河原の風が強いのは仕方ないですけども。
案外、この冷え込みが、大型イワナにスイッチを入れたのではないのかな?
コゴミ
タラの芽
山の緑が芽吹き始め、こちらも忙しい。
今年は季節進行が例年に比して遅れ気味とよく聞きますし、私もそう感じていました。
しかし、花が咲き、新芽が吹く春は来ています。これら植物類の成長と、見えない水中の季節には連動性がある。
採集物としての山菜も嬉しいですし、自然の移ろいを知る意味も私には大きいです。
先に40upが出て、更には50upまでも。
時間帯、場所、釣り方、色々なパーツが合ったのかな。
また一つ、渓流釣りで、忘れられない思い出が加わりました。感謝!!