渓に着いたのは午後2時過ぎ。急がねば。
朝から病院に行ってました。歳を重ねると、何某か不調が出るのは仕方無いかな?
それでも渓流釣りは私には何よりの良薬です。
タニウツギ(多分)
急いで釣りを開始したいのですが、最近は野の花に興味が出てきまして。
本腰入れて勉強するほどでなく、渓流沿いに咲く花を覚えたら、季節進行がより観察出来るかなと。
ギンリョウソウ
私の遊び場周辺では、梅雨入り頃に姿が見え始めます。今年はまだ梅雨前線が来てませんが、気候の条件がギンリョウソウに合って来てるのでしょうね。
さて、釣りです。
小淵の深み。
一つ目のアタリは取り損ない、その少し上流側で来ました。
渓に立ち、一尾目が尺アマゴ。これは驚いた。
良かった〜、コレに出会えたら、遅がけながら来た甲斐があったと言うモノです。出てくれてありがとうね。
私が「移動型」と呼ぶタイプ。
ヒレが綺麗に色付いていて、パーマークは有りますが、その発色が薄い。角度を変えると、銀毛にも見えます。
本流〜大きな渓流によく見るアマゴで、私はこのタイプは同じ場所からあまり動かない居着き型とは違うと考えてます。
姿型は遡上型ともまた違う。
行動が銀毛の遡上型に近く、大型化し易いのではないかな。・・と思うのですが、そこは魚に発信機でも付けて、追跡しないと分かりませんね。
こちらは遡上型。
パーマークは確認できますが、非常に薄い。
体表は銀化していて、ヒレの色合いも通常のアマゴとは違います。
この個体はオシャレさん?で、眼の周りに綺麗にアイシャドーを引いたように見えました。
ダイエットしてるのか、スリムですね。
色合いや形に個体差があり、しかしこれらは同じく「アマゴ」。
どのタイプが好きとか、釣り人の好みは分かれるかもしれません。
私は色々な姿のアマゴの個体観察をして、同時に、どの時期、どんなポイントで、どう釣るのか、そうした釣りの考察が好きです。
今回は魚たちの反応は良好でした。こんな日は個体観察の好機。朝から釣りたかったな〜。
河川周辺の植物類や菌類に目を向けるのは、暦で読めない気候の条件を知るヒントになれば、との期待。
釣りの考察が好物なので、取り込めるアイテムが増えれば考えることもまた増える。これが私はとても楽しいと感じます。
立派なウグイも沢山。こちらも高反応でした。
コイ科の恋の季節でもあり、群れてる場所では凄い数のウグイが居ます。
ウグイを何尾か釣るうちに、本命がドン!と来るので、油断出来ません。
しかし今回は、僅かの時間に良型を2尾もバラす大失態・・。
イワナも元気。
このところ大きな出水はなく、魚を動かす要素が見えないのですが、そこは水中の魚たちが季節の進行で行動してる、のだろう。
こうした事柄をもっと知り、釣りが読めるようになりたい。
今回は短時間ながら、とても楽しめました。バラシが悔しかった・・あれらを捕れてたら、更に良かったですけどね。
後編に続きます。