先回行った山は、中秋のキノコがピークと見えました。
その勢いが残っているか、いないか。大抵10月の山は週替わりで状況が違いますから、予想は「大して残っていない」。
とは言え、何がしかのキノコは出てるだろうし。ダメそうなら場所を替えるとして、まずは様子見。
出てはいますが、やはり先回ほどの発生は無い。これらの勢いが落ちると、晩秋型のキノコが出番です。
切り替わりのタイミングには地域差があり、早い所ではすでに中秋型のピークは終わってるかと。
デカいウラベニホテイシメジ。
雨で育ったのかな。これも今年はラストでしょう。
心当たりを数ヶ所探って見たところでは、中秋型が終わりかけ、晩秋型はまだ早い、という感じ。
晩秋型キノコの様子を探りに、山替えする事にしました。
まず目に入ったのはナラタケ。ちょっと驚く発生の勢いです。
ナラタケの仲間は9種とも10種とも言われます。私は正確に見分けられないですが、今回は少なくとも3種は出てました(多分)。
ウスヒラタケ
ハナイグチ
どうやらこの辺りもまだ、中秋が残りつつ。
チャナメツムタケ
エノキタケ
クリタケ
ムキタケ
晩秋型が始まってきた雰囲気。これらのキノコも私は大好きです。
ある場所では、チャナメツムタケがズラリ!と出ていて、群生好きの私にはたまらない光景が見られました。
10月は大まかに、前半、中盤、後半と、山のキノコの発生が変わって行きます。朝晩の冷え、日中の気温、それと雨量等、様々な条件に合うキノコが発生する。
明確な季節の境界線があるのではなく、発生時期がカブりつつですから、多種のキノコに出会い易く、楽しいです。
木を見たり、地面を見たり、忙しい。山歩きはイイな~、って1人でニコニコ。
もう一度書きますが、今回ひと際勢いがあったのはナラタケでした。今まで見た中で、一番じゃないかな。
一箇所で大群生でもなく、あちこちで発生している感じでした。
ここらは何かナラタケに都合の良い自然現象があったのだろうか? それとも、余程タイミングが良かった?
冷え込むようになる今後は、発生する種が少なくなり、やや淋しいですが。
今年は猛暑だった影響からか、日中の気温が高めなので、もうしばし秋山が楽しめそうです。