私は釣行の事前・事後に、釣りのシナリオ作りをやります。これは私的に結構大事。
まず事前の方。
目標を立て、釣行内容を予想します。季節や天候などから条件を読み、釣り場や釣り具を選択。細かな技術的操作は現地で調整するとして。
大体、事前には予想と言うより、「妄想」が入ってきます。大物が釣りたい→釣れちゃうのじゃないか?等々(笑)。目標か願望か分かりませんが、脳内が幸せになりますから、OKですけどね。
でも、自信ないな、釣れないかもな、って弱気になる場合もあります。条件的に厳しそうな日は特に。
いざ釣行当日、朝イチのポイントでダメ、次もダメ、なんて調子だと、
おかしいな~、何でだろ〜、とボヤキが入り。何となく尤もらしい言い訳を考え始めます。でもこれは割とあること。事前の妄想通りに釣りが展開することなど、私ではまず無いに等しいです。
実は釣行前ですでに、心のどこかで、釣れなかった場合の言い訳が用意されたりもします。
私は自信満々で釣りに行くことは、殆どありません。自慢になりませんが(笑)
慣れた河川でなら、全くカスりもしないほど厳しい釣りは稀ですが、狙う魚が出ない日は全然珍しくないですからね。
釣れない事へ不安を感じ、意識が逃げを用意しがちなのかも、と思います。そこで、事前の言い訳が作成される、と。本当に釣れなかった際のダメージを減らす作戦ですね。
そんな事を考えるより、いっそ妄想に浸るか、どうしたら釣れるか思案する方が建設的ではないか。と自分に言ってみる。
そして事後。
良く釣れた日は、アレが当たった、コレがハマったと、釣りシナリオが順調に制作出来ます。
また、散々苦労して、やっと釣れたら。その時は何が良かったのかと、釣れなかった時間は何が拙かったかを検証していき。釣れた・釣れなかった理由を自分なりに分析する作業は、以後の釣りのアイディアの元にもなります。
そして、一日で思うように釣れなかったら。実はこれが一番多いのですが。
この場合、何故釣れないのかが見え難い。以前に釣れた経験があれば、その時との比較が出来ますが、何故再現できないかは、正確なところは謎のまま。
ここで釣れない理由を考えると、自分の足りなさと、条件的難しさの2方向。前者は自発的・能動的で、後者は消極的・受動的。
難しいから釣れない、それが条件によるものか、その条件をクリアできない自分の未熟さなのか、捉え方に違いが出ます。それでどうするかを考えるのが大事かと。その答えが分からないから、悩む訳ですが。
釣行中に現地で考え、釣行後に検証して、また考えて。
何が良かった・良くなかったと、釣りのストーリーを作成します。やってみて良し悪しを見ることで、新たな経験からの考察を後付け。その積み重ねから、次の釣行時の状況予想を先付けし、(妄想含め)未来に起こる予想を描きます。
こうして作ったストーリーを現場に持ち込み、その上書きを繰り返す、と。
こうして実釣以外の時間にも釣りに頭を回すことで、楽しみが延伸できる。
事前の妄想時などは、実釣よりも実は楽しい場合もあるなと思います。