渓流魚の個体観察が好きな私は、特徴的な魚が釣れたら、撮影をして記録しています。
基本はリリースするので、なるべく弱らせないよう、気を付けているつもり。
そんなに良いカメラは持ってないですし、技術も無いですが、その辺のツッコミはご容赦ください。
以前、良型イワナの撮影をした後、逃がそうとしたのですが、ヨロヨロして泳がない、ということがありました。おそらく、初夏で気温が高いところで、水から上げたのが悪かったです。
その後、しばし流れの緩み置いていたら、元気になったようで、帰って行きました。
この反省から、魚を完全に水から出さないか、出すにしても短時間になるようにしています。
私がよくやるのは、魚体の半分は水に浸かった状態での撮影。日当たりの良い河原は、極力避けます(手ごろな場所が無い場合もありますが)。
時間をかけ過ぎず、手早く数枚撮って逃がせば、元気に泳いで行きますから、大丈夫だろうと。
私は渓流で魚を釣っても、あまり持ち帰りません。
時々キープして、家で塩焼きにしたり、現地で簡単調理することもあります。渓流魚は美味しいですからね。ですが目的が魚を食べることではないので、そこは程々に。
キープするしない、リリース云々を書き始めると、やや荒れ気味なネタになるのが渓流魚。
釣れたら根こそぎ持ち帰るのはどうかと思いますし、リリースするなら良い、とも言い切れない気がします。
撮影にしても、水のない河原の陸地に魚を上げるのは、生きた魚の記録観察の観点からは、お勧めじゃないです。
また魚を含めた自然物の写真は、画像加工は施さない方が、その特徴が分かり易いですね。作品としても記録としても、どれも自由ですけども。
渓魚は釣り上げてすぐに体色が変わってしまいます。素早く丁寧にしないと、生きた色艶は画像に残すのが難しい。
姿型の個性が豊かな渓魚たちは、出来るだけ目で見たまま写真に残っていると良いなと想っています。