山渓遊びブログ 渓流釣りと採集

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

新たな学びを得る釣り

先だって、知らない魚に挑戦し、結果はバラシ3回、反応あれど掛けられずが数回。その夜に当日の情景が夢に出ました。

そこそこ納得し、楽しめたのは確かでしたが、3〜4割くらいは悔しいのも本音。

しかし寝てる時にまで考えてるとは(笑)。我ながら病んでる気がしますが、それだけ真剣に取り組んでいるのだと、ポジティブに解釈してます。

 

そのリターンマッチに挑みました。今回も息子と同行です。

先の釣りでは、あと少しな感触があり、次は捕れそう、との自信めいた予感はありました。

結果、無事に初の対面が叶いました。

何が良かったかと言えば、釣果に恵まれたのは勿論、自身で釣りを構築する面白さがあったことと、今後に繋がる手応えを感じたことです。

技術面もですし、取り組み方や考え方に発見が多く、とても有意義な釣行でした。

 

まず、相手について分かっているのは、ネットで調べた生態。肝心の釣り方は、出てきません。今時珍しいですね、釣りの対象魚の情報が探せないのは。

これについては思うところがあり、私も釣行記録のブログ記事は書かないつもり(こちらをお読みの皆様と、直接の友人知人は、私がどこで何をしてたか、見当が付いてる方も居るかも)。また後日、何かの話題に絡めて紹介しようかと。

 

「釣り方を探せないなら、作るしかない」という事で、自身の経験と、魚の研究の情報を合わせて、このところずっと考えていました。計画はもう、昨年から始まってましたからね。

釣行前、何度か見に行って、十数ヶ所を回りました。

考えた釣りを現場で試し、調整し。やっと反応が出ても捕り損なって。

試行錯誤のうちに、少しづつターゲットに近付いていく感覚は、とても楽しかった。

 

前の記事では「未知な魚を釣り上げることで、既知になる」と書きました。

図鑑やネットで観ていても、百聞は一見に如かず。

私は釣り人ですから、実物に触れ、その手段としての「釣り」の過程を経て、初めて理解出来ることがある。

知らなかったことが分かるように、また出来るようになるのは、とても嬉しいです。それが好奇心の対象であれば喜びは殊更大きい。

誰かに本件の釣りを教われば、もっと早く釣果が出ただろうとは思います。対象魚を釣ること自体は、途方もなく難しいものではありませんでした。ただ、これは後出しジャンケンですが。

ほぼノーヒントで知らない魚を釣るのは、まさに暗中摸索、五里霧中。

最も悩んだのは、対象が何を喰うのか分からない事でした。さらにはどう狙えば口を使うのか。反応が無い時、狙うポイントを含めた釣り方の問題なのか、魚の性質なのかが判定出来ません。

 

やっていくうちにコツが見えてきて、やっと捕れました。ハリ掛かりがバッチリで、しっかり食わせられたと思います。

ちなみに私が何処をどう狙って釣ったかを観た息子は、それを参照に釣果を上げました。2人で「やったぜ!」ってグータッチ(笑)。私の方は息子の釣りを見て、「なるほど」と感じていました。ここは2馬力の強み。

苦労して結果を出せると、充実感、達成感が上がるのは確かですね。釣果は勿論大事ですが、楽しめていることが一番。

 

まずは一尾。0と1は大違いです。

でもそれだけではマグレかも知れないので、再現を狙い。何尾か出会ううちに、霧が晴れるように、分かることが増えて行く。

同時に分からない事も出てきて、次の課題と目標が現れます。そこで違う苦労が始まって、クリアする喜びへの期待が自ら作り出せる。

 

この2週の釣行で、私の中の釣りの記録ページが更新されました。

新たな楽しみ方が見付かったのが、何よりの収穫だったと思っています。

 

余談ですが、釣行したのは、私の誕生日。

夜は息子とキノコ鍋を食べながらの、釣り談義です。2人ともに釣果が出たことも嬉しい。

忘れられない一日に感謝。良い誕生日を過ごせました。