渓流釣りに行って、その日の結果に満足するかどうか。
私の場合だと、100点中、80点くらいの判定なら、満足度がかなり高め。満点でなく、合格点狙いです(あくまで自己採点)。
満足の出来る成果とは、どんなものか。
これは人により違いますね。一般論としては、数多く釣れる、大物が獲れる等が挙がります。コアな層なら、源流域の野生魚とか、魚質を見る人も居るでしょう。
好きな河川のポイントで、過去最高サイズ、温めてきた釣り方で、好みの道具等々、注文が増えて行くものでもあります。
満足感
自分の思いどおりに事が運んで、満ち足りた感じ。 文句なしの気持ち。
結果への満足の内容は以下。
充実感
必要なものが十分に備わり、満たされていると感じる気持ち
充足感
足りなかった部分が望み通りになり心が満たされている様子
達成感
物事を成し遂げたときに得られる喜びや感動のこと。
これらに共通するのは、難易度が高く、時間と労力を費やすほどに大きくなることです。
納得感
物事や情報に対して理由や説明があり、それが自分の頭や心に合致すること。
これについては後述します。
良い意味で強く印象に残る過去の釣行は、と考えると、到達までに時間が掛かって苦労したものが上位にきます。やはり充実や達成を感じることが大事ですね。
「良い意味で」とわざわざ付けてるのは、大物に逃げられた等、悔しくて悪い意味で忘れられない釣行もあるからで、当然その時の印象は満足とは真逆です。
苦労した、とは、辛いことのような表現ですが、実はそれが攻略の面白さでもあると思っています。上手く行かないことも起こるからこそ、次は何としようかとの意欲が湧き、工夫を重ねて結果を導く努力が楽しい。
先に80点くらいの満足と書いたのは、常に何割かは不足してる感が残る方が発展的で、次のステップへ挑む楽しさが継続すると考えるからです。
モチベーション高く挑戦を続けるのは、満足感を得たい想い。その前段階で、納得感が重要。
自分の中に取り組むことが「落ちる」と、全力を出そう(充実)と出来ますが、納得いかないままではそれは難しい。少なくとも私はそうです。
これは他者に何かを伝える際にもあって、説明し→説得するのはこちらのボール、納得するのは相手のボールです。人に指導する側が悩むのは、相手が納得して「落ちる」状態を作る難しさである事が多いです。
納得の上で全力を出して、なお届かない焦燥、そうしたストレスもまた、結果が出てしまえば良い思い出です(充足・達成)。
しかし上手く行かない釣行が続けば、次第に心が折れてきます。
高過ぎる理想は身を焦がします。最終的な夢はどんな高みでも良いのですが、現時点で到底達成不能なものは遠くに置くとして。
短・中・長期的な目線で、目の前をクリアして小さな満足を積み重ねつつ、しかしそれは理想ではない、その不足感を燃料にして最終形へ進んでいけば良いのかなと。
また、小さな目標がクリアされると、その向こうの目標もまた書き換えられることもあって、それも全然あり。
結果までの過程に納得感があり、目標達成に全力を尽くし苦労を越した甲斐ありとなった時、向上・成長の実感から、高い満足を得られるものと思います。