山渓遊びブログ 渓流釣りと採集

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

趣味には辛さを感じない?

ラソンが好きな知人が、トレーニングのため、毎早朝走っています。約10kmだそう。雨が降っても、暑くても寒くても。

早起きして、仕事前に毎朝10kmは凄い。私だと、その距離は走れないし、たとえユックリで完走しても、その後は仕事にならない可能性大。私では無理ですね・・決して悪口ではなくて、正直、マラソンには惹かれませんしね。

私の場合は渓流釣りが趣味で、寒かろうと暑かろうと、余程危険な状況でもなければ、体の空いた休日は渓流へ行きます。

道もない山を歩き、荒い水流を渡る。落石、増水、野生獣、書き出せばリスクは沢山。これを趣味が違う誰かに話せば、「そんなの無理」って返されても不思議はない。

だけどマイナス面を遥かに超える良さがあるから、止まらない。先のランナーも、形は違えど同じだと思うわけです。

趣向性は十人十色で、何に興味を持つかが違い、その程度も様々。

強い好きの感情で選んだ物事には、苦痛があっても無視できるか、そもそも苦痛と感じないか。辛さ以上に喜びや楽しみを感じるのなら、その事をやっていく意欲になる。

 

意欲の元は好奇心。持って生まれた性格・性情と、生活の環境設定と、そこで得られた情報、これらの組み合わせの中から行動が選択されます。

どんな物事でもプラス・マイナスの両面を持っています。マイナス面があっても、それ以上にプラス面が見えている状態なら、人はそれを選ぶ。そのプラス面の楽しみに没頭している状態を「ハマる」と表しますね。

ハマりの趣味に没頭すれば、時間・お金・体力が消費されますから、他の何かに賭けるリソースは減る。それでも、充実感や達成感など、自身の幸せが創れる期待は大。

何もしなければ減るものは少ないけど、プラスが生まれることも無い。何を創り出したいか、あるいは何を失いたくないか、それが個々の選択ですね。

 

私は渓流釣りを追っていますが、同じく渓流釣りが好きな同士でも、求める内容まで同じでは無いです。

山渓の話をネタとして出した際に、そこに興味を示す人・示さない人が居て、話に惹かれた人の中にも聞いて終わりの人・実際やりたくなる人等々、その先は分かれて行きます。やってみた(経験)ら、そこで渓流釣りのどの部分を詰めたくなるか、その程度も含め、その後幾らでも変わるものです。

最終的に楽しめていれば、方向性も内容も何でもよし。勿論、ルール違反等はナシで。

それと趣味には「気分転換」的な意味もありますね。人によってはこちらが大きいかも。

何の義務もない趣味であっても、納得満足の良い結果を見るには、相応の努力をする過程が要ります。この過程を飛ばす方法として、お金で買える体験がありますね。テーマパークなどは良い例でしょうか。

技術や知識が必要な渓流釣りでは、誰かにお金を支払っても、喜びを買うことは出来ません。努力の過程無くして、大きな喜びもまた無い。

思うようにならない釣りが続くと、精神的に折れたりするので、苦労も程度問題ですけどね。

求める結果に行き着きたい意欲があるほど、練習や勉強の努力は苦痛でなく、むしろ楽しみになるものと思います。